従来とは作用機序が異なる前立腺治療薬ザルティアが使用できるようになりました。
効果は膀胱や前立腺の平滑筋を弛緩させて血流改善や尿道の弛緩をもたらして
排尿障害を改善します。
ED治療薬のシアリスと同成分のため 狭心症治療薬との併用は禁忌で種々の制限があります。

この薬の投薬にあたっては、前立腺肥大症による排尿障害を診断するために 
超音波検査 尿流量検査 残尿測定 が必須です(厚生省通達による)。
このため泌尿器科以外の診療科ではまず保険診療による処方は困難です。
さらにPSA 尿検査などの検査も必要です。

また1年間は新薬のため 投薬期間は1回の診察につき2週間となります。
つまり 4週ごとの通院でタムスロシンを処方されていたかたが、ザルティアを処方された場合は
2週毎の通院が必要になります。
これは新薬のためにその作用副作用について2週毎に確認が必要であるためです。

排尿障害に対する効果は従来の薬と大きく変わらないようですが、併用することで
従来の薬では効果が悪かった症状の改善が期待されています。

若月クリニック 若月 晶